野菜作りについて

今年2003年の9月に還暦を機にここ信州の東御市芸術むらに生活を移すこととなった、東に浅間山、東南に蓼科山、八ヶ岳連峰、西南に美ヶ原、西に遠く北アルプス連峰、北に烏帽子岳と車で15分ほどのところに藤村の小諸なる古城のほとりで有名な城下を流れる千曲川と角間川の合流を程なく上り詰めた丘の上に、広く展望が開けた台地が八重原台地で農業用の用水池が3つ程あり1番大きな池が明神池、池の下に村営の明神館という温泉があり、その上に大江池、その上が新池、我が家はその新池を東に見える場所に建っている、池の北側は野外講演の舞台があり、観客席は池に向かってなだらかな芝生となっており、毎年10月には火の祭りアートフェアーで大変にぎわう。

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ようやく念願のビニールハウス完成(4月7日)台風で飛ばされたしまい、11月18日漸く再建、台風のためビニールが汚れてしまった。3間×9間

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ジャガイモ畑6月2日均等でないがようやく出そろった

これから作りたい野菜

果菜類

トマト

1.土作り

3〜4年の輪作を守、定植2週間前に苦土石灰と元肥を深さ30〜40p程度に深く耕しておくチッソ肥料の効き過ぎは実止まりを悪くする

2.定植

畝間を120p株間を40〜50p程度に取り苗を斜めにして植える。すると地面に接した茎の部分から発根し病気に強くなる、定植期があまり早いと着果が悪い、吸肥力が強いので堆肥やボカシ肥の施用は抑え気味がよい

ひもか竹の支柱で垂直仕立てにするか、合掌仕立てにする。

3.仕立て法

3葉毎に花房が着く、その茎と葉に付け根から、脇芽が出てくる。その脇芽を欠いて主枝に着く花だけを育てる1本仕立て1本の脇目と主枝の2本を仕立てる2本仕立てがある。乾燥に強い特長を生かし、掻き取った脇目をそのまま地面にさしてトマトを作ることも出来る。脇目は病気感染を防ぐためハサミは使わない。暑くなると実止まりが悪くなったり妨害がでやすいので5〜6段で摘心する。

4.追肥

第1番花が直径4〜5pになったとき株元から20pほど離れた位置に化学肥料20g、油かす20gをばらまき鍬で土と混ぜて畝へあげる、後は20か置きに2〜3回追肥する。梅雨中の不良天候が続くときの追肥は、チッソの過剰吸収により茎葉が柔らかく育ちすぎるので避けた方がよい。

5.病気

ウイルス病株全体が縮んでしまう、汁液で伝染するので、手入れを最後にしてほかに移らないようにする。

キュリモザイクウイルス新葉の伸びが悪く黄色になり次第に縮でしまう、早いうちに抜き取って焼却する。

アブラムシの伝播に寄るので寒冷紗で覆ったり麦の列の間に植えたり、畝面にシルバーフイルムやシルバーストラップフイルムを敷いておく。

青枯れ病、果実がよく太り色づき始める頃急に発病する、日中わずかにしおれ夕方から朝にかけて回復するので見落としやすい連作障害。

果実がようやくふくらみ花落ちの部分が黒変しはじめ収穫期に大きくへこんでくる、ひじょうに小さいうちからめしべの落ちた後が褐変し始めている、カルシューム欠乏の生理障害、あらかじめ石灰を充分に施しておく。

栽培方法

茄子

高温多湿を好む、遅霜に注意、根は下層に深く張り有機質に富んだ地層を好む、連作を避ける、3〜4年

施肥1u当たり 苦土石灰100g元肥堆肥2.5〜3kg、BB552号180g 追肥 NK24号またはNK30号30g

1.土作り・定植

定植1週間前に苦土石灰と元肥を入れ深さ20p程度に深く耕しておく幅60p高さは15〜30pの平畝を作る、乾燥防止と地温上昇のため黒マルチをかける、株間60p苗を深植にならないように、水をたっぷりやること

2.支柱立て・追肥

支柱を立ててひもで縛る、8の字型植え付けてから月に2回ぐらいの間隔で追肥を行う、肥料が不足すると花と果実の色つやも悪くなる、根付いてきたら主枝と側枝2本を残し3本仕立てにする。

3.収穫

開花後2〜3週間で収穫、7月下旬〜8月上旬株が古くなってから3本仕立ての1枝に対し葉3〜4枚残して整枝する、新芽が出て秋なすがとれる。めしべが雄しべより短くなったら肥料不足。剪定する頃に、土が硬くなっているので株もと40p離れたところに化成肥料+油かす30〜40gを入れて23〜30p鍬を入れてやる。

ピーマン

1.定植

植え付け1週間前までに苦土石灰と元肥をよく混ぜて耕し、乾燥、雑草防除、初期地温上昇のため黒マルチを敷いて幅90p(2条植)の畝を作る。

果菜類のうちではもっとも高温生で順調に育つためには17〜18℃以上が必要です、トマトやキュウリなどより露地植するには遅い方がよい、1番花がもうすぐ咲くくらいまで苗を育て充分暖かくなってから畑に植える。

2.枝の仕立て方

葉の付け根から脇目が沢山伸びて、これを放任しておくと下の方の側枝が密生する、下の方を出来るだけすかせる。全体の枝の仕立て方は主枝と子枝の3本仕立てにする、上の方に一番勢いよく伸びているのが主枝、第1番花のすぐ下から伸びている脇目、その下から出ている脇芽を残し、その下の脇目は取り除く、3本仕立てで支柱を立ててやる。風に弱い。

3.追肥

定植半月後に株の周りに肥料をばらまき軽く土に混ぜる、その後15〜20日に1回くらい畝の両側に肥料をばらまき畝寄せする。根が切れないように軽く鍬を入れて土を柔らかく根に空気を送る。

湿度に敏感で、乾燥すると落下しやすい、日照りの時は灌水や敷き藁をする、実のなり疲れが多いので思い切って若取りをして追肥で負担を軽くしてやる。

オクラ

1.苗作り

5月上旬直径9pのポリ鉢に3〜4粒の種を蒔く、低温に弱いのでビニールトンネルの中に入れ、発芽まではビニールフイルムを掛け、夜はコモなどで覆い保温に努める、本葉2枚の頃2本建ちにして、本葉3〜4枚の頃、本葉5〜6枚の頃外気が充分暖かくなってから畑に植え出す。

2.植え付け

草丈が1.5〜1.8mにも成るので出来るだけ畝間を広く取ること、葉が混み合ってきたら、重なるように着いた葉は葉柄からとってすかせるようにする。肥料切れさせないように、10〜15日に1回は追肥を忘れないようにする。

オクラの育て方

キュウリ

充分な直射日光が半日以上当たるところでよく育つ、根が浅く張るので乾燥と多湿に弱い、排水と灌水に注意する、連作に弱く4〜5年のローテーションが必要。

施肥1u当たり 苦土石灰150g元肥堆肥3〜4kg、MMB40号150〜180g 追肥 堆肥2kgNKE989号150g

1.植え付け

植え付け1週間前までに苦土石灰と元肥をよく混ぜて耕し、乾燥、雑草防除、初期地温上昇のため黒マルチを敷いて幅90p(2条植)の畝を作る。

 植え付け、畝に苗鉢よりやや大きめの穴を株間50p間隔で掘る、曇天無風の午前中に、苗鉢を崩さないようにして浅く植える、軽く押さえて水をたっぷりやる。背丈が30〜40pに成長したら、1.8m位の支柱を立て、支柱に蔓を導き、8の字条に軽く縛る。

2.追肥・管理

長期にわたって収穫できるため、追肥は収穫できるようになってから10日後1回、その後15〜20日間隔で1回づつ株元から15p離して畝肩にばらまく収穫果が曲がったり、花が着いている方が細くなったりしていると水や肥料不足、受粉の不完全が考えられる。

雨の跳ね返りによる病気を防ぐため、梅雨前に藁や干し草を通路に敷く梅雨明け後はさらに藁を厚くする。

3.摘心・整枝

背丈が1mに成長したら、親蔓の株元から5〜6節目までにでたこづるは早めに切り落とす。

その後、子蔓は1節目に雌花をつけるので、3〜4節目で切り落とす

親蔓はあまり実が付かないので、背丈が支柱の高さになったらてっぺんを切り落とす、

親蔓を7節目で摘心し、子蔓と3本仕立てにする方法もある。

4.収穫

実が15〜20p位になったら収穫です、大きく成りすぎると味も悪くなり、他の実の妨げ荷になるので早めに摘取る、夏はすぐ大きくなるので、朝と夕2回行う。

カボチャ

肥料分を吸収する力が強い、日当たりと排水がよい場所、寒さにも案外強い

施肥1u当たり 苦土石灰150g元肥堆肥2kg、BB473号80g 追肥 NK20号30g

1.畑の準備

定植・種まきの2週間前に苦土石灰を施しよく耕して畝を作る。畝に直径30〜40p深さ30pの穴を掘り穴に元肥をいれ株間1.5〜2mやく10pの盛り土をしておく。

2.定植

風のない日に深植にならないように盛り土に植える、種まきの場合は4月下旬に4〜5粒種を蒔きホットキャプやビニールトンネルをかけ発芽後本葉3〜4枚頃1本にする。

3.摘心・受粉

本葉5〜6枚の頃おやヅルの先端を切り落とし子蔓を3〜4本仕立てにする、人工授粉開花日の午前8〜9時頃に雄花を摘んで雌花につける。

4.追肥・収穫

着果し始めた頃に蔓の先端部に1回目、さらに2週間後に2回目を行う蔓が生長し広がるので梅雨前に全体に藁をひく、みの下側が黄色くなるので透明の食品トレイを裏返しその上におく。

カブ

1.種蒔き

春蒔き、秋蒔きが育てやすい、早取りや秋遅くまでの収穫にはビニールトンネルがよい冷涼な気候を好む、15〜20℃耐暑性に弱い、耐寒性は白株より赤株の方うが強い、酸性土壌にわりあい耐える。

株は初めは、厚めに蒔く、途中2回ほど間引きをする、間引きが早すぎて勢いよく育ちすぎても裂根することが多い、1回目の間引きは本葉1枚の時、間隔2〜3pにする、2回目の間引きは本葉3枚の時間隔4〜5p、3回目最終間引きは根が1.5〜2pに肥大した頃行う。

ニガウリ

1.苗作り

種子の皮の1部をペンチで傷つけて給水し安くし、1昼夜ぬるま湯に浸して、充分給水させてから、育苗箱にすじ蒔きにする。高温生のため、発芽には28〜30℃の温度を与え、発芽後も夜温18℃以上になるよう保温に努める。発芽後使用が完全に開ききった頃、根を切らないように丁寧に堀上、3号ポリ鉢に鉢上げし、保温に努めながら、本葉4〜5枚の苗に仕上げる。

2.植え付け

本葉4〜5枚の苗を作り、充分暖かくなってから、黒色のポリマルチをして畑に植える、蔓は旺盛に伸びるので、1.5〜2m間隔ぐらいの粗植にして、キュウリのネット栽培に準じて2m置きに支柱を立て、ネットを張って初期に蔓を誘導し、後は伸びるに任せる。

3.収穫

ニガウリの雌花はキュウリなどに比べ大変小さく、うっかりすると開花を見逃す、開花からおよそ15〜20日で果実の型が完成したらいつでも収穫できる、過食の緑色または白色が鮮やかなうちに早めに収穫する。

遅れるとやがて黄色〜橙に変色し始め完熟すると中から赤熟した種子が露出してきます。果肉はなくなるがこの種子も食べて差し支えないので試してみる。

シロウリ

充分な直射日光が半日以上当たるところ、根の張りが浅いため乾燥と多湿に弱く、連作を避け孫蔓に実を付けるのがポイント

施肥1u当たり 苦土石灰150g元肥堆肥2〜3kg、NNB552号150〜180g 追肥 NKE989号30〜40g

1.種まき・間引き

種まき1週間前までに苦土石灰と元肥をよく混ぜて耕し、幅やく60pの畝を作ります、種を1カ所3〜5粒、50〜60p程間隔を開けて蒔く、薄く土をかけ手で押さえる。本葉2枚になったら間引き、本葉3〜4枚で1本にする。

2.追肥管理

蔓が伸び始めたら藁を引く、梅雨の頃ぬれた藁を交換し、梅雨明けに藁を厚くする、追肥は実が付き始めたら15〜20かで1回づつ、所々にばらまく。最後まで肥料切れにしないこと。

3.摘心・受粉

生育をよくするために、本葉4〜5枚で芯止め、生育のよい子蔓を2〜4本位のばし子蔓は本葉10枚程度で芯止め、孫ヅルに着果させる。

4.収穫

実が約20pに成ったら収穫です

シロウリを軽く皮をむき縦半分に切り種を取って薄切りにする、水1カップと塩大さじ1/2を混ぜしばらくつけるしんなりしたら水気を切りおろし生姜で食べる

スイカ

元肥は堆肥と完熟した鶏糞少量、特にチッソ分が多く成りすぎないように、1番果がピンポン球ぐらいになったら第1回の追肥を行う、人工授粉は、開花した日の朝方9時頃までに行う、収穫の目安のために日付けラベルを付ける収穫の目安のために日付ラベルを付けた竹の印を立てておく。

つる割病、この病原菌は、胞子や菌糸の形で土壌中に越年する、同じ畑に4〜5年の間スイカを作らないか夕顔かカボチャの台木に接ぎ木する。

蔓ののばし方、親蔓はそのまま伸ばす、そのほかに勢いの良い子蔓を2本残し3本整枝にする蔓は列の左右に配置し、盛んに伸び始めたら一度株元に引き戻し、18〜25節の雌花が畝の上になるようにする。敷き藁もひいておく。

2.交配

朝露が乾いたら、今朝咲いた雌花をよく探し、雄花を2〜3花つみ取り指先で花梗を折らないように注意しながら花弁を取り除き雄しべをむき出しにする、雌花の雌しべの上にこすりつける。

3.球直し

形や色づきをよくすることと花落ちの部分につくカビ(菌核病)の発生を防ぐ、作業は2〜3回行う第1回は鶏卵大の時摘果作業のあと、将来性のある果実を1株に2〜3果残してから正常な位置に正座させる。その後雨が降ったり果実が直接土にふれないようにする。最後は収穫の半月前頃。

4.収穫

平均気温の積算値が850〜900℃交配日から計算する。

メロン

育苗、本畑ともフイルム保温が必要、日照を好むので日当たりの良い場所でないと栽培しにくい、充分に糖度を上げるには、収穫期まで葉が健全であること。

1.育苗

高温性で、発芽には28℃以上、苗床は夜間でも15℃以上を保つこと、フレームや電熱加温が必要、浅い箱にすじ蒔きして覆土し、たっぷり灌水してから新聞紙とビニールで覆う、発芽後12〜13日して本葉が出始める頃、根を切らないようにビニール鉢に移植する、移植が遅れると植痛みがひどく、育ちがストップする。本葉を5〜6枚の苗に仕上げる。

2.摘果の時期

人工交配後6〜7日もたつと鶏卵の大きさぐらいに成長する、必要な個数だけ残し摘果する。形としては、やや縦長で全体が整ったものを残す、花落ちの小さいものを残す、球形のものは後の肥大は劣る。

3.整枝の仕方

地這い栽培にする、主枝にはほとんど雌花が着かない、子蔓からでた孫蔓の1節目に雌花が着く性質がある、本葉が5〜6枚開いた頃、その先を敵心する葉の付け根の葉脈から芽の小さいのが伸び始めているので、主枝を摘心する、側枝の育ちが芽にみえて旺盛になつてくる、子ヅルが伸び始めたら勢いの良いものを3本だけ残し、ほかは根元から掻き取ってしまう。この3本の子ヅルの本葉が10〜12枚開いた頃その先も摘心する、子ヅルの各葉の付け根から孫ヅルが盛んに出てくる、孫ヅルの第1節目にはほとんど雌花が着いている。孫ヅルも本葉2〜3枚で摘心してやる。

根菜類

大根

冷涼な気候を好む、適温は18〜20℃土が深く排水の良い畑、小石があると変形するので注意

施肥1u当たり 苦土石灰100g元肥堆肥3kg、MMB40号100g 追肥1回当たりNK20号20g

1.種まき

10日ほど前に苦土石灰と元肥を施し40〜50pの深さまでよく耕す、耕土が浅い畑では高畝にするはば60p高さ20p種は30pの間隔を開け1カ所に4〜5粒まき2p程覆土してかるく押さえる

2.間引き

本葉1枚の頃3本残す、本葉3〜4枚の頃2本残す、3回目の間引きで1本にする。

3.追肥土寄せ

間引きのたびに生育を見ながら追肥をします、畝間の土を土寄せして根の乾燥と根のふらつきを防ぐ、葉の間に土が入らないように。

4.収穫

秋まきで60〜80日で収穫、外葉がたれ葉の中心部が平たく見えるようになったら収穫。

鉄人の意見

ニンジン

連作するほど良品がえられる、日当たり、排水、風通しのよい場所、乾燥させずに適度に水をやる。

施肥1u当たり 苦土石灰100g元肥堆肥2〜3kg、BBN473号80g 追肥 NK20号50g

1.畑の準備・種まき

種を蒔く10日ほど前に、元肥と苦土石灰をばらまき、15p以上深く耕す、幅60p程度の畝を作る、7月の下旬頃、畑に水やりをした後、種を畝にばらまき(毛の着いた種は蒔く前に手でもんで毛を落としておく、種は吸水性が弱いので1昼夜水に浸しておくとよい)ニンジンの芽は土を持ち上げる力が弱いので、覆土は5o程度にし、その上を乾燥防止のため籾殻か切り藁で覆っておく、芽が出るまではこまめに水やりをする。

2.間引き

発芽の頃は、発育が遅いので入念に雑草駆除、本葉が2枚の時1回目の間引き、2回目は本葉4〜5枚の頃株間12〜15p程度になるように間引き

3.追肥

間引き後は追肥を忘れづに、特に2回目の間引きの時は根の肩の部分が全部隠れるように、でていると表皮が青くなる。

4.収穫

根が肥大し、いかり肩になったものから順次抜き取る、なで肩は生育途中、遅れると根がさける原因、3寸ニンジンで90日4寸で110日5寸で120〜130日

ニンジンの育て方

ゴボウ

20〜25℃が生育適温、耕土が柔らかく深いほど長く良質なものがとれる、強い霜が降りると地上部は枯れる。

1.種蒔き

種を蒔く10日ほど前に、元肥と苦土石灰をばらまき、80〜100p以上深く耕す、幅60p程度の畝を作る、これが出来ないところや地下水の高いところでは、見合わせた方がよい。深耕はスコップカトレンチャーを利用する。深耕後、雨に遭わせ落ち着いてから種蒔きする。

2.収穫

根が1人前に肥大するのは種蒔き後4〜5ヶ月から、2〜3ヶ月頃から肥大状況をよく観察し、径1p位に肥大した頃から若ゴボウとして追時収穫する。秋蒔き夏取は5月末以降です、秋冬取りは地上部は枯れます根は大丈夫なので冬の間取り続ける。

ジャガイモ

1.植え付け

種芋は1週間ぐらい日に当て、芽を緑化させておく、植える2日ほど前に種芋を2〜3個に切り表面が乾いてから乾いた表面を上にして植える。畝間80p〜1m株間30〜40pで覆土5p程度土寄せは除草をかねて2〜3回地温が上がるように最初から厚くかけず徐々にかける。

2.病気

エキ病ヤニジュウヤホシテントウムシなど茄子か共通の害虫が発生するので茄子やトマトなどの近くに作らない、エキ病はチッソ分が多いと発生する。

3.収穫

6月に入り、茎が枯れて晴天が続き土が乾いた日に掘りあげる、日の当たらない風通しのよい場所で保存する、色が悪かったりブツブツが着いている芋や痛んだものは廃棄する。休眠期間の3ヶ月を過ぎると芽が出るので取る。水分が出て縮むが年明けまで貯蔵できる。

ポテじいちゃんの意見

里芋

1.植え付け

熱帯地方の原産で有るだけに高温を好む、25〜30℃の気温と20〜27℃の地温でよく育つ普通、4月頃に植えるが適温より低いのでなかなか芽を出さない。早く芽を出させるため、あらかじめ温度をかけて発芽させたものを植え付けるとよい結果となる。植え付けの1ヶ月ほど前に、土を耕し種芋を並べうえから5pほど土をかける。たっぷり灌水してから、ビニールトンネルで覆う。密閉して温度を高め、芽が7〜8pに伸びた頃畑に植える。灌水を怠らないこと。

2.土寄せ

育つに任せておくと、増えた子、孫芋の芽が伸びてきて大きな葉の付け根を持った、細長い、太りの悪い芋しかできない、盛んに成長してきた5月中旬〜下旬頃、通路に肥料をばらまき、土を和らげながら株元へ土寄せをする。この時太い芽を1本だけ残しほかは掻き取ってしまう。その後1ヶ月たった頃同じように2回目の土寄せをする。この時子芋からでた小さな芽を、全部丸めて土で押さえてしまうように、最後の土寄せは梅雨明けの頃に行う。里芋は特に乾燥に弱い。

サツマイモ

1.植え付け

苗は農協から買ってくる、ウイルスに感染していない、無病苗を入手する。高温を好むので、あまり早植は出来ない、5月下旬から6月上旬地温を上げるためにマルチを使っても良い、土中は出来るだけ通気されることが必要、畝はなるべく高くし、あまり細かく砕かない、ポリフイルムを広げて土で周りを押さえ、芋の植え付け箇所に、斜めにカッタナイフで長さ10〜12pの切れ目をつける。茎が水平になるように4〜5節以上地中に埋める、株間30p深さ5p位。

2.蔓ぼけ

サツマイモは吸肥力旺盛な作物で、痩せ地でもよく育つ、とくにチッソ肥料に敏感で、チッソをやりすぎると蔓が盛んに伸び蔓ぼけする、太りの悪い、水っぽく味の悪いイモになってしまう。特に肥沃で低湿な土地では、無肥料で植える、普通の土地では、少しは肥料を与え、初期の生育を促す。

3.肥料

 畝立てする前に、畝全面に肥料をばらまき(1uあたり50g程度と米ぬか1握りぐらい、堆肥は使わない。元肥にこれだけあれば、追肥は特に必要ない

栽培方法

生姜

1.芽だし

電熱加湿のフレーム内に1層に並べて水分を与えムシロをかけて芽だしさせる。

2.植え付け方

畝を作り、発芽した生姜を植え付け、黒マルチで覆い芽の部分だけマルチを破いてあげる地下植では発芽までに1ヶ月近く掛かる、高温を好む野菜で、20℃以上適温は30℃必要です。

3.収穫

6〜7月頃になり新芽が伸びてきたら、種生姜を掘り起こさないように、地面を指先で押さえるようにして、若い芽の部分を収穫して、ビールのつまみにする。生姜は追時収穫して楽しむ。

葉菜類

きゃべつ

1.苗作り

苗作り七分作と考える、高温のため水掛を多くするため地表が固まり、排水が悪くなり立ち枯れ病がで安い、風とうしのよい場所を育苗場所に選ぶ。排水を考え、完熟堆肥かピートモス、ヤシガラなどを混ぜてから15p位上げ床に成るようにベットを作り、12p×12p間隔で種蒔きする。苗床は黒色の遮光資材で覆い、夏の強い日差しの高温と夕立による強雨を避ける。強い雨があったあとは噴霧器で水をかけ、下葉に着いた泥を洗い落とす、あとからすぐにダコニール100やZボールドなどを所定濃度で散布する。灌水は夕方たっぷりと与え床面が堅くなったら時々竹べらで畝の間の土を和らげる。

2.移植

種を蒔く10日ほど前に、元肥は植える前に深さ15p幅20p位の溝を掘りこの中にまず堆肥1株あたり2〜3握り、堆肥の植に化学肥料1株あたり20g〜30g(10aあたり完熟堆肥3トン)と苦土石灰をばらまき、充分に耕しておく本葉5〜6枚の頃畝間75p株間45pで、苗に充分水を含ませておき苗の根を出来るだけ切らないようにする。

3.追肥

植え付け2週間をメドに中耕し、鶏糞またはボカシ肥を畝間または株間に追肥する、結球が始まる頃から吸収が盛んになるので、その前に吸収に応じられるだけの充分な肥料を与えておくことが必要、元肥が充分であれば追肥しなくてよい

4.病害虫

苗作りの時、ネットをかけて害虫を防ぐこと、3年間野菜作りで使ったら、4年目には稲科の食物に切り替える、ヨトウムシは年に2回4〜5月と、9〜10月発生する、3月頃歯の裏に直立した黄色の卵を産み付けるのがアオムシ、葉の裏に小さな繭を作るのがコナガ、いずれも初期の段階で薬剤をかける。DDVP乳剤、ランネート水和剤、エルサン乳剤など。

ネキリムシ、幼虫が土の中で越冬し、春になると成虫が葉の裏に卵を産み付け、はじめは葉の裏を食害するが成長してくると昼間は土の中え潜り夜になると地上のキャベツを食害する。倒れた株を見つけたら、すぐその株か隣接した株の周りの土に指を入れて、丸まった土いろの虫を探り出し、捕殺する。

はくさい

適温は15〜20℃適温が狭い、低温期に入る前に結球するよう、適期に種を蒔くのがポイント、早蒔きするとアブラムシ媒介病気に成りやすい、遅いと結球しない、幼苗期は害虫の発生しやすい、寒冷紗で防ぐ。

施肥1u当たり 苦土石灰150g元肥堆肥3kg、BBN552号120g追肥 NKE989号30〜40g

1.準備・種まき

病害虫屋乾燥防止のため育苗ポットを使う、床土堆肥3畑土7苦土石灰少々12pポットに種を5〜6粒5o覆土

アブラナ科野菜を2〜3年栽培していない畑を選び、定植前に元肥と苦土石灰を施し20p程度よく耕す、高さ15p幅40〜50pの畝を作る、水をやり、害虫対策に注意。

アブラムシによって媒介されるウイルス対策には苗床での寒冷紗を利用する。

2.間引き・定植

本葉が2〜3枚になったら間引きして2本にする、その後本葉が4〜5枚になったら1本にする、定植のため株間40pごとに植え穴を作り充分苗鉢に水をやってから、熱地を壊さず丁寧に、深植にならないように定植する、定植後は水を十分にやる

3.追肥

追肥は定植後15〜20日毎に1回目は株間に、2回目以降は畝肩にばらまき、追肥時は根を傷つけないように少し耕し土寄せして株を真っ直ぐにする、害虫対策に寒冷紗をかける

4.収穫・保存

白菜の頭を押さえて、堅く結球しているものを包丁で切り取る、外葉で結球を包みひもで縛ると霜がおりはじめの時期まで畑に残せる、寒さが厳しくなったら4〜5日陰干しして新聞紙で1株づつ包んで冷暗所で保存。

ほうれんそう

高温に弱い、耐寒性にきわめて強い、0℃以下でも生育を続ける、酸性土壌に弱い、根を深く張るので深く耕し水はけを良くする、日長に敏感なため、街灯の近くは避ける。

施肥1u当たり 苦土石灰100〜200g元肥堆肥2kg、BBN552号150g 追肥 NK24号30gまたはNKE989号30g

1.種まき

種を蒔く前日に1昼夜水に浸して、発芽率を高める

種まき10日ぐらい前に苦土石灰と元肥を施し、20p程度に深く耕しておきます、スギナの多い土地は苦土石灰を多めに、排水が悪い土地は高畝に、畝幅は60〜80p程度、種を平床の畝全体に1〜2p間隔で蒔く、1p位の覆土水をたっぷりやる。

2.間引き・追肥

1回目の間引きは、本葉1〜2枚の頃かぶま3〜4pにする2回目の間引きは本葉3〜4枚の頃最終株間5〜6pにする追肥は間引きごと収穫2週間前に行う。

3.管理

11月下旬頃からは、霜や北風対策としてビニールで覆うか寒冷紗などで保護する。

4.収穫

草丈が20p前後で収穫する。

水菜

小松菜

1.播種

生育適温は25℃、種まき10日前頃に苦土石灰と元肥を施し15〜20pに深く耕す、畝間60pに鍬で15p深さ5〜6pに間引きしないですむように薄蒔きとし、10pに5〜6粒約1pの厚さに覆土する。

2.追肥

溝の長さ1mあたり堆肥3〜4にぎり油かす、化成肥料それぞれ大さじ2〜3杯、本葉4〜5枚の頃化成肥料を元肥の半分

春菊

日当たりのよい冷涼な気候を好む、低温と霜に弱い、酸性土壌に弱く生育が悪くなる、根が浅く張るので乾燥に注意し水はけを良くする。

施肥1u当たり 苦土石灰150〜200g元肥堆肥2kg、BBN552号150g 追肥 NK20号30g

1.種まき

種まき10日前頃に苦土石灰と元肥を施し15〜20pに深く耕す畝幅60〜80p排水をよくする、種は蒔く前日に1昼夜水に浸して発芽の勢いをよくする1〜2p間隔で蒔き5o覆土する。発芽は約1週間水やりをする。

2.間引き

1回目の間引きは、本葉1〜2枚の頃株間3〜4pにする、2回目からは葉が触れあわない程度に

3.防寒対策

霜が降りる前になったらビニールや寒冷紗などで葉の痛みを防ぐ

レタス

1.種蒔き

レタスの適温は15〜20℃の冷涼な気候を好む。

春蒔きは2月下旬から3月上旬ビニールトンネルを密閉して湿度を与え夜間は冷えを防ぐため防寒資材で保温する。発芽後は25℃以上にならないように換気をはかる。

 種子は光発芽性で休眠性があり、高温下では生えにくい、生育適温は17〜18℃、25℃ではとう立ちすることもある

種蒔き前に1昼夜ほどガーゼに入れて水に浸して、ガーゼに広げて包み直すその後2日間ほど冷蔵庫に入れて催芽しておく、育苗箱に完熟堆肥をふるって入れ、その上に細かくふるった腐葉土を入れる、炭を引いてもよい、7〜8p幅で5〜8o間隔のすじ蒔きをする、発芽後は木陰か遮光資材で強光を遮った涼しい場所におく、光を遮らないようにふるいで木灰をごく薄く腐葉土で土かけをする。本葉2枚の頃に畑に作ったベットに移植し、本葉4〜5枚の苗に仕上げる。

2.植え付け

畑に10aあたり3トンの完熟堆肥を鋤き込み本葉4〜5枚の頃株間30〜35p、サニーレタスは20p間隔の正条植にする。

3.追肥

生育状況を見て、鶏糞またはボカシ肥を追肥、除草と根張りを助けてやるために、定植2〜3週間後に中耕をする

4.病虫害

春蒔きは収穫期が梅雨時期となり、軟腐れ病が発生しやすい、黒のポリマルチを使うと収穫期が早まり、軟腐病の進行を遅らすことが出来る。

栽培方法

くれそん

1.苗の育て方

クレソンを各節から切断し、コップに入れておくと容易に発根してくる、発根したら鉢に移植する、7〜8pに伸びたら定植する。

苗を育てるのによい場所は、きれいな流水の流れ込む水田か沼辺です、耕してしろかきし、50〜60p間隔に植え蔓を伸ばす、沢山栽培するときは、秋になってこれを2節ずつに切り、しろかきした場所に20〜30p間隔にばらまき、これから発根させる。

2.水辺でないところで育てる

浅型のプランターに畑土に川砂と鹿沼土を加えた用土を入れて20〜30p株間になるように植え付け、灌水を入念にして、適湿を持たせるように管理する。時折、ごく少量の油粕、または液肥を与える。

セルリ

1.種蒔き・育苗

育苗箱に土苦土石灰堆肥を充分に施用し、肥料と水分を切らさないように栽培する、発芽は不斉一に成りやすいので、丁寧に種蒔きし株間を広く取って育苗の段階で本葉10枚以上の大苗にしてから畑に移植する。

2.移植

セルリは野菜の中でもっとも多肥にして栽培する、畑は1ヶ月ぐらい前に堆肥を充分に施用し準備しておく、植えてからも追肥を切らさないように、15〜20日に1回の割で化成肥料と油粕を与える、灌水が最も重要で夏の間は朝夕の灌水を切らさないように。

盛んに育ち始めると、下の方から脇芽が出てくるので、5〜6pに伸びた頃に、老化した古い葉とともに取り除く。

チンゲンサイ

1.種まき・育苗

育苗箱にすじ蒔きし、1回移植により本葉3〜4枚の苗に仕上げて畑に植える。苗床で夜間の温度を15℃以上に保つ、低温の場合とうだちが起きる原因になる。桜の花が咲き終わってから植えるととうだちが防げる。

2.植え付け

元肥に完熟堆肥と油粕を充分に施し、肥料切れの起きないように育てる、生育日数が短い野菜で、夏蒔きは30日冬蒔きトンネル栽培で70〜80日、コナガ、アブラムシの害虫にやられやすい、べたがけ資材や防虫網を利用する。

カリフラワー

直射日光が充分当たる冷涼な気候、多湿を好む、肥料分が多く乾燥しない場所、酸性土壌を嫌う、苗の善し悪しに影響される

施肥1u当たり 苦土石灰100g元肥堆肥2kg、MMB40号180g 追肥 1回当たりNK20号40g

1.種まき・育苗

育苗箱に土腐葉土を1対1の割りで入れ条間5〜6pで条蒔きし軽く覆土し、水をかけぬれ新聞紙を書ける発芽後使用が重ならないよう間引きし、本葉2枚で育苗ポットに移植1鉢1本移植後寒冷紗をかけて病害虫をさけ30日間育苗する

2.植え付け

本葉5〜6枚頃植え付けをする、植え付け10日前までに苦土石灰・元肥を施す幅75pの畝を作る、排水に気をつける。植え付け2〜3時間前に水を充分かけてから、浅く植え込む株間45p深さ15pの植え穴で生育のよいものを植える。

3.追肥・管理

植え付け後15〜20日ほどで1回目の追肥の時期、2回目の追肥は蕾ができはじめた頃株元へ軽く土寄せをする、乾燥しないように水やりを忘れない。

4.結束・収穫

花蕾は光や霜に当たると黄色くなる、こぶし大になったら外葉で包んでひもで縛る、10〜15pで蕾が米粒大になったら収穫、アブラムシ対策でアルミホイルを根本に敷くとよい

パセリ

1.苗の準備

まず種子を1昼夜水に浸して発芽し安いようにする、高さ5〜10cmの育苗箱に用土を入れ、種子を1cmに1粒ぐらいに均等に蒔く薄く土をかけ発芽するまでの間新聞紙をかけておく、本葉2枚の頃ビニール鉢に移植。

2.土作り

植え付け2週間前に苦土石灰、元肥を混ぜ深く耕す。定植前日に畝幅30cm株間15〜20cmに成るように畝を作る。

3.定植管理

ビニール鉢で育苗した苗が本葉5〜6枚のころ定植、水をたっぷりやり、乾燥防止、暑さ対策に条間に藁を引く追肥は収穫期間が長いので、肥やし切れにならないように20日間おきに1回ずつ畝にばらまく。キアゲハの幼虫が大敵。

4.収穫

本葉が12〜13枚以上になったら葉の下からかき取る、本葉10枚は残すように。種子を蒔く時期をずらして2株以上育てると長く楽しめる。

ブロッコリー

1.苗作り

育苗箱に8〜9cm間隔のスジ蒔き、本葉の出始めの頃2cm間隔、本葉出始め2cm間隔に間引く、本葉2枚の頃苗床に移植

2.植え付け

畝間75cm株間45cm粘土地の方が育ちがよい。

元肥坪当たり堆肥10kg 苦土石灰400g 、化成肥料600g

鉢土の上に1cmぐらい土をかける

3.支柱立てと追肥

草丈が高くなるので風に折れやすいので支柱を立てる。

追肥坪当たり化成肥料300g

ミツバ

1.容器と用土

深さ12cm以上の容器を使います、培養土+苦土石灰

2.種まき

3〜5月の春まき、9〜10月の秋まき、種を1昼夜水に浸して、水を切り生乾きの状態で蒔くと発芽がそろう、すじ蒔きかばらまき、覆土をごく薄くする。

3.栽培方法

発芽するまで新聞紙をかぶせる、発芽したら月に2〜3回ごくうすい液肥を水やりをかねて施します。本葉2〜3まいまでは水をやりすぎないように。

4.収穫

葉柄が15cm位になったら株元を2〜3cm残して収穫

紫蘇

1.種蒔き

新しい種は約6ヶ月休眠しているので、9月から3月に蒔く種は、前年度に取った種を川砂と混ぜて冷蔵庫に貯蔵しておく、種蒔きする前に1昼夜水に浸してから蒔く、浅箱に川砂七、ピートモース3を混ぜた用土を5〜6pの厚さに入れ全面に土が見えなくなるほど蒔き、砂を覆土し、新聞紙ビニールで覆って発芽させる。発芽は春先で10〜15日の日数が掛かるこの間乾かさないように、双葉から本葉1枚の頃ハサミで刈りとつて刺身のつまに。

2.植え付け

ほんば4〜5枚の苗を作り30pの株間に植え付け下葉から順次掻き取って収穫。

穂ジソは、秋の短日に近づくと出穂、開花を始める、人工的に短日にするといつでも収穫できる。

秋によい大葉を取るには電灯照明により長日条件にしてやる、9月にはいったら日没から12時頃まで白熱灯で新聞が読める程度に明るくする。

3.蛾

蛾は、夜間活動し、葉を食い荒らす、年3回発生するので早めに消毒し防ぐ。

鱗茎類

ねぎ

1.種蒔き

9月中に蒔く秋の彼岸が最適、霜柱のひどいところでは、笹をたてたり、寒冷紗で覆ったりする。春まき4月上旬のネギは苗のできあがりが遅れるので、収穫は晩秋からになる。普通60pの条間になるように鍬幅ぐらいのすじ蒔きにする、ちほうによって床蒔きにする。草丈が6〜7pのころ、1.5〜2p間隔に1本ぐらい立つように間引きし、混み合いを防ぐ、その後草丈10p位の時に3p間隔ぐらいに成るよう間引きする。除草を怠らない。1ヶ月に1度ぐらい条間に化成肥料をばらまき、軽く鍬で攪拌する。

2.植え付け

a.根深ネギ

植え付けは7〜8月の1番暑いとき、ねぎは暑さに強いので、植えたときは細根が隠れる程度、土をかけるだけにする。土は少なくして倒れないため刈草や藁を出来るだけ沢山入れる、土で埋めると雨に遭うと白根の部分が腐りやすく生育が悪い、2回目の土寄せは肥料をまき溝をほぼ埋めるくらい入れる、涼しくなった9月下旬頃、3回目はそれから1ヶ月後に肥料をまき、最後の土寄せは収穫から、30〜40日前に

b.葉ネギ

種蒔きや苗作りは根深ネギに同じ、育苗日は短く、50日ぐらいで竹箸ぐらいのものを育て上げ、本畑へ定植する。植溝は5p位の浅めに作り、溝の片側へつけるようにして植え付ける。植え付けの間隔は出来るだけ密にし、15pの間隔で植え付ける。植え付けたら、苗が倒れないように株元に3〜4pほど土をかけ株元を固めておく、植え付け後15日ぐらいに、植溝の側方10pの所に浅く溝を掘り、化成肥料と油粕を畝の長さ1mあたり大さじ1杯づつ与え、土を返す。その後15〜20日に1回ずつ畝間に少量ずつ肥料をばらまき、鍬で土にうないこむ。植え付け後2ヶ月ほどで収穫できます、収穫20日ほど前に10pほど土寄せをすると、株元が柔らかく、彩りよく仕上がる。

c.わけぎ

秋から春にかけて盛んに育ち、5月になると球を作って休眠する、8月になると休眠からさめ、新芽が伸び始めるので、このころを見計らって畑に植える。植え付けに先立って、球の薄い外皮を丁寧にはぎ分球しているものを1個ずつ離す。この時球に基部の発根する部分が着くように分けてやる。湿っているときは、1日日に乾かすと外皮がうまくとれる。

乾燥するところでは、5pほどの深さに植溝を掘り、湿地では5pほど土を盛り上げるようにして植床を作り種球を直立させて土に差し込む。先端がわずかに地上に出るくらいの深さが適当。種球の間隔は10p、条間は50pくらい、肥料は元肥はしない、芽が出てから15〜20日おきに、追肥をしてやる。

タマネギ

15℃前後の涼しい環境を好む、暑さに弱く寒さにとても強い、日当たりのよい場所で、酸性土を酸度矯正する。

施肥1u当たり 苦土石灰200〜250g元肥堆肥2kg、BB473号150gまたはMMB40号130g 追肥 NK20号40g

1.土作り・苗選び

よい苗、鉛筆ぐらいの太さ25〜30cm葉が真っ直ぐ根が白くよく伸びている。悪い苗、貧弱で根が少ない、葉数が多い。

植え付け2週間前に苦土石灰と元肥を施し、20cmの深さまでよく耕す、根張りをよくするためにリン酸を施す。

2.植え付け

定植は10月下旬から11月上旬に、早すぎるととうたちが多くなり、遅すぎると越冬中に割れるおそれあり。株間10〜15p条間p、深さ2〜3pほどで苗の根本が土の表面に出ないように。土がしまっている方がよく育つので根本を足で踏みつけておく。

追肥は定植後3週間目と越冬後盛んに伸び出す3月上旬畝の背にばらまいて土と混ぜながら土寄せする。11月下旬から藁やマルチで覆うか籾殻クン灰をまいて保護する、冬の間乾燥したり霜に会うと苗が浮き上がってしまうので時々根本を踏んでやる。

3.収穫

6月頃になると根が大きく成ってきます、葉がしおれて倒れてきたら収穫、すぐ食べるときは太ったものから順次抜き取る、8割のカブの葉が倒れたら全株を天気のよい日に茎ごと丁寧に掘り畑で2〜3日乾燥させた後4〜5こずつ束ね風とうしのよい日陰につるして貯蔵。

ニンニク

1.種球選び

2.植えるつけ元肥10kg土、たいひ10kg化成肥料350kg

3.追肥

坪当たり化成肥料250g

越冬前と春先2回化成肥料250g

2目以上出たら勢いのよい方を残す春先薹立ちした蕾もつまみ取る、このつみ取る時期が早すぎると、球が分かれてしまう、小さい薹が出来ても探して採るようなことはしない、とうが堅くなっては遅すぎる。

晴天の日を見計らって抜き取る、その場で3〜5日くらい乾かすそのご30cmほど茎葉を残して先端を切り10株ぐらい束ねてつるす。

ニラ

日光と冷涼な気候を好む、乾燥に強い反面、過湿地や酸性土壌に弱い、水はけの悪い畑では高畝にする。

施肥 苦土石灰100〜200g元肥堆肥3〜4kg、BBN552号130g 追肥 堆肥2kgNK24号50g

1.種蒔き

春蒔きと秋蒔きがあり秋蒔きは寒さ害あり春まきが無難

育苗箱か苗床で播種10日前に苦土石灰と、元肥(農協堆肥、BBN552号施してよく混ぜ、1m幅の蒔き床を作る。種子は厚蒔きにならないように1p間隔にすじ蒔き(すじ間隔15p)し、軽く覆土、発芽まで藁で覆う地温の低下と乾燥を防ぐ。追肥は、NK24号50g/uずつ発芽後30日、60日条間にばらまく

2.定植・追肥

植え付け10日前に定植場所に苦土石灰、元肥を施して耕す、畝1条やく25pを作り、苗の草丈が20〜25pになったら4〜5本ずつにまとめ、株間10〜20p間隔で植え付ける、浅く植えるのがこつ、根付くまでは水やりをこまめにする。追肥は、盛んに伸び始めた頃、収穫後根本から新芽がでたとき。

3.収穫

1年後、草丈が20〜25p程度になったら株元3〜4p残して収穫、年に何回か収穫できる、朝収穫すると鮮度がよく葉に張りがある。花のつぼみが開く前に切り取る。

4.株の養成

9月中旬以降には収穫をやめ、来年の収穫に備え株の養成をする、追肥を施し土寄せをする、びっしり固まって生えたら、株分けを行う。

アスパラガス

1.苗の作り方

苗床を作る前に、完熟堆肥、化成肥料、過リン酸石灰を加えて床全面にうない込んでおく、120pの畝を作り側から20pに一筋40pずつ3筋の溝を作り10p間隔で3〜4粒ずつ蒔き2pの厚さで覆土する、草丈10pになったら間引いて1本建ちにする。種子は蒔く前に風呂のぬるま湯に1昼夜つける、発芽までには15〜20日を要するこの間乾かないように敷き藁をして灌水を欠かさぬように。草に負けないように除草して1ヶ月に1度ぐらい追肥する。秋頃に茎が5〜6本着いた、丈50〜60pの苗ができあがる。

2.植え付け

暖地では11月が適期、寒冷地では春4月に行う、植え付け間隔は畝間120p株間30p位、植え付けの時は出来るだけ丁寧に、根を切らないように苗を掘り、深さ30pの植溝を掘り、堆肥と油粕、化成肥料など元肥を入れあい土をしてから植え付ける。

3.収穫

親株の貯蔵養分で萌芽し、伸びてきた若芽を収穫するので、株を大きく育てることが先決、そのため植え付けて翌年の芽は収穫しない、順調に育ったものは翌々年から、株が小さいようであれば、3年目から。

出てくる芽を次ぎ次ぎ取ってしまうと後の茎葉が弱るので、初めの年は15〜20日間ぐらい芽がで次第収穫し後は収穫しないでのばす。

4.追肥

永年性なので、芽の収穫を終え茎葉が盛んに成長しだしたら、株の周りに油粕や化成肥料などをばらまき来年に備える、秋に地上部が枯れたらそれを丁寧に集めて焼却し、堆肥と油粕、化成肥料を与える。

5.茎枯れ病

茎に沿って楕円形、淡褐色病斑が生じ周囲が緑色水浸状に広がり、条斑のようになる、梅雨期に発生し、雨滴とともに飛び散って広がるので早く発見し、ダコニール水和剤、ユーバレン水和剤、トップジンM水和剤、ベンレート水和剤などで防ぐ。

豆類

インゲン豆

1.種蒔き

元肥は堆肥得度石灰を全体にばらまき耕す、霜に弱いので芽が出てから遅霜にやられてしまう時期は無理、よれから5月6,7月とついじ蒔き続けることが出来る。種蒔きの直前にまき穴を少し深く掘り、そこに肥料を蒔いて、2〜3p程合い土を入れ手から種を蒔く。

2.移植

豆類は、比較的分岐根が少ないため、断根には弱い、出来るだけ直まきし、欠株が出来たとき小さいうちに移植する。

計画的に移植しようというときは、多の果菜と同じく苗作りする、径7.5p程の軟質プラスチック鉢に3粒ほど種を蒔き、間引いて2本仕立てにする、沢山必要の時はセルトレイの70〜90穴に1粒ずつ蒔いて育苗する。5月上旬蒔きで20日間ぐらい苗床におくことが出来る。

3.支柱

インゲンの蔓は伸び始めると1日に7〜8p以上も伸びるので、遅れないうちに早めに長めの支柱を立てる、早いうちに4〜5節目で1回摘心すると、側枝の伸びを促し、やや下の方に着果させることが出来る、支柱に50p置きに横にひもを張り、側枝がからみ着きやすいようにしておく。

4.害虫

葉が急にまいたようになる、アブラムシの被害の場合が多く、葉を裏返すとすでにアブラムシが増えている。少ないときはてでつぶし、まにあわないときはマラソン、DDVP剤、オルトラン水和剤など所定濃度・使用法で散布する。梅雨明けから葉が次第に白っぽく光沢を失い、やがて黄い変し、落葉する、葉の裏に沢山のハダニが寄生している場合が多い、出始めによく注意して、軽いうちに殺ダニ剤を3〜4日置きに3〜4回散布、薬剤はケルセン水和剤・乳剤、クロロベンジレート乳剤

5.追肥

第1回の追肥は草丈20p位の時株の周りに化成肥料をまき除草鍬でうない込む、2回目は20日後ぐらいに通路側に化成肥料を蒔き鍬で畝を作る、葉色がよく成長が盛んならやらないでよい。

エダマメ

1.苗作り

育苗箱に8pの条間で株間を3pに蒔いて育てる、本葉1枚ぐらいの時、丁寧に苗を掘りあげて定植する、セルトレイを利用するのは、大量に栽培する能率よい方法です、トレイの穴は128が好適です、1穴に2粒蒔き本葉1枚で定植する。

2.定植

畝間60p株間15〜18p出来るだけ日当たりがよい場所を選び、密植しすぎないように、生育初期に摘心すると、脇芽がよく伸びサヤ付きがよくなる、鳥の被害から守るためにべた掛け資材を畑1面に地面にじかがけしておく発芽し葉が緑化するまでかけておく。

栽培方法

エンドウ

連作障害があるので、連作を防ぐ、酸性に弱いので石灰の施用を怠らない、

地面に這わせたままにしておくと、細い茎が風に風に振り回されて折れやすく、また振り回されて育ちが鈍ってしまう。特に冬の風当たりの強いところでは、小さいうちから竹笹や木の枝などを立て保護してやる、草丈が15〜20pに成ると小さな巻きひげ出してくるので、早いうちに絡みつかせてやることが大事です。遅くなって伸びすぎてから急に絡ませようといじると生育が止まってしまう、デリケートな植物です。

ハモグリバエ、種蒔きの時にエチルチオメトン粒剤を1株あたり1gぐらいばらまいておくと、予防効果があります、春先になり食害に気がついたら、早めにマラソン剤またはペルメトリン乳剤を散布する。

ソラマメ

1.種蒔き

種蒔きの前に蒔き溝に、浸透正殺虫剤エチルチオメント粒剤を散布しておく(アブラムシ対策)10月中旬から下旬が蒔き時、寒冷地では下旬、苗床を作り6p×6pの間隔でお歯黒を斜め下に向けて土に差し込み、深く蒔きすぎないこと、あまり深くなると酸素不足に成りやすい。本葉2枚ぐらいで畑に植え直す。

2.各茎とも、花は下から数えて数節のものが実止まりするだけである、4月頃になってあまりにも茂りすぎるようであれば、必要な着果節を残して上の方を釜で刈り取る。頭を軽くして倒れにくくする、株元からでた分岐が多すぎるようであれば早くでて大きく育った枝を6〜7本残し後からでたものを元から掻き取る。

アブラムシ対策としてシルバーフイルム、シルバーストライブフイルムを畝面にマルチしておく。

トウモロコシ

1.種蒔きの時期

元来高温性で霜に弱く、遅霜に会うと枯れてしまう、10℃以下の低温では種子の発芽が悪く、発芽しても枯れてしまう。その地方の遅霜の実績を見て、その10日前が早蒔きの限界。

ビニールトンネルをかける方法を取ると、露地物より約20〜30日早蒔きできる、発芽したら日中は裾を少しあけて換気してやること。128穴のトレイを使って種を蒔き、本葉2〜3枚で畑に植える。

2.マルチ栽培

畝全面にマルチし種蒔きの位置に6〜7pの穴を開けこの穴に種蒔きする。露地栽培と同じに蒔いても生育が半月ほど早まる

3.実入り

雄穂が先に伸びて開花し、その後数日たってから、雌穂の絹糸が伸びてきて、上からの花粉を受けて受粉。受粉が完全に行われるためには極端な寒さや、乾燥に会わせないこと。1列に長く植えるよりは数列に植える方が、花粉がよく付き実入りがよい。

4.鳥の害

育苗箱で苗を育てるか、直まきの場合は防鳥ネットを使う、発芽揃いしたら取り除く。

栽培方法

穀類

そば

栽培方法

しいたけ

栽培方法

JA長野アグリネット

JA上田ほーさく

農作物蒔き時期一覧(北佐久郡八重原近辺、滝本勝義氏の資料による)

作物 00播種 00播種 00播種 00播種 区分 収穫
ジャガイモ(男爵) 4月14日 4月9日 4月5日 4月11日
ジャガイモ(メークイン) 4月14日 4月9日
スナックエンドウ 4月9日 4月28日 4月5日 5月5日
ねぎ下仁田 4月18日 4月23日 4月5日 4月18日
ねぎ松本 4月30日 4月23日 4月5日 4月18日
インゲン 5月14日 5月5日
オクラ 5月5日 4月11日 4月30日
キャベツ 5月5日 4月7日 4月7日 5月5日
キャベツ(赤) 5月6日
10 きゅうり 5月6日 5月5日
11 白うり 5月6日 5月2日 5月5日
12 ズッキーニ 5月6日 5月2日 5月5日
13 白菜 5月5日
14 レタス 5月5日 P4月7日 P4月7日 5月5日
15 レタス(サニー) 5月5日
16 枝豆1 5月28日 5月20日 5月2日 5月5日
17 枝豆2
18 カボチャ 5月5日 5月4日
19 里芋 4月18日 4月10日 5月9日 4月18日
20 生姜 4月18日 5月9日
21 だだ茶豆 5月5日
22 トーモロコシ1 5月9日 5月5日 5月2日 5月5日
23 トーモロコシ2
24 ニンジン1 5月4日 5月5日 5月12日 5月5日
25 ニンジン2
26 ひまわり 5月2日
27 ポップコーン 5月14日 5月10日 5月6日
28 モロッコ 5月5日
29 落花生 5月16日 5月5日 5月6日 5月5日
30 サツマイモ 6月3日 5月17日 5月9日
31 しし唐 5月13日 5月2日 5月5日
32 スイカ 5月21日 5月2日 5月5日
33 唐辛子 5月13日
34 トマト(ミニ) 5月13日 5月2日 5月5日
35 トマト(桃太郎 5月13日 5月31日 5月2日 5月5日
36 茄子 5月13日 5月2日 5月5日
37 パプリカ 5月6日
38 ピーマン 5月13日 5月2日 5月5日
39 ブロッコリー 5月13日 5月2日
40 メロン 5月2日 5月5日
41 キビ 5月25日 5月20日 5月21日
42 小豆 5月22日 6月2日
43 黒豆 5月31日 6月2日 6月4日
44 大豆 5月31日 6月2日 6月4日
45 山ゴボウ
46 アスパラ 5月10日 4月6日 4/21
47 紫蘇 5月3日
48 セルリ 5月23日
49 大根 5月3日 5月5日
50 ニラ 4/28
51 パセリ 5月23日 4月7日 4/15
52 三つ葉 5月23日